Quantcast
Channel: Autoblog Japan News
Viewing all articles
Browse latest Browse all 766

【試乗記】ホンダ「SHUTTLE(シャトル)」実際に乗る人使う人がブランドを育てていく:島下泰久

$
0
0

Filed under: , , , , , , ,

HONDA SHUTTLE

 1983年のシビック シャトルからその歴史が始まり、先代フィット シャトルにて甦った"シャトル"が、めでたくシビックでもフィットでもない単独のシャトルとして生まれ変わった。このフィットからの独立は、差別化を求めるユーザーの声に応えた結果だという。フィットが基本的には実用車であるのに対して、シャトルは大抵の場合、生活を豊かにするための道具であり、物心ともに多少なりとも余裕があってこその、こだわりの1台として選ばれている。それが同じフィットに括られてしまうのは面白くない、というのはナルホド納得できる話だ。

HONDA SHUTTLE HONDA SHUTTLE

 名前だけでなく見映えも、ずいぶん良くなったんじゃないだろうか。正直に言うとフィット シャトルが登場した際、「これでリゾートに乗りつけてほしい」というホンダ関係者の声を聞いた時には、冗談かと思った。しかしシャトルは、リッチに見えるか否か、ハイセンスと思えるか否かはともかく、とりあえずフィット シャトルよりは格段に洗練されたと言っていい。

HONDA SHUTTLE

 フェンダーやドアがフィットと共通なだけに、ボディサイドのキャラクターラインなどうるさく感じられる部分も継承されているのは惜しいが、少なくともフィットに荷室だけドーンと付け足したクルマには見えない。フロントマスクも結構力があって、パッと見て5ナンバーサイズとは思えないほどだ。

HONDA SHUTTLE HONDA SHUTTLE

 内装も印象、悪くない。似ているようでいてフィットとは別物のダッシュボードはステッチ入りのソフトパッドで覆われていて、クオリティも上々。シートやドアトリムには滑らかな高密度ファブリックが使われ、さらには最上級の「HYBRID Z」には表面の凸凹と立体的な木目調パネルなどもあしらわれて、見た目だけでなく手に触れても、凝ったインテリアだなと感じさせる。

HONDA SHUTTLE

 広さも言うことナシ。前席だけでなく新たに2段階リクライニングがついた後席も足元、頭上に十分な余裕を確保していて、快適に過ごすことができる。

HONDA SHUTTLE HONDA SHUTTLE

 では肝心のラゲッジスペースはと言えば、まずはバックドアの開口部の大きさに驚かされる。地上高はFFモデルで54cmと低く、フロアと面一になっているので荷物の積み降ろしはラクなはず。開口幅も110cmが確保されている。汚れをすぐに落とせるアンダーボックスを含めて、フィット シャトル ハイブリッド比で53ℓ増の570ℓの最大容量も申し分無い。

HONDA SHUTTLE HONDA SHUTTLE

 しかもこのラゲッジスペース、単に広いだけではなくリアシートを倒した時に床面が完全にフラットになるよう形状が工夫され、更にサイドパネル部分までカーペット張りとすることで荷物で傷がつくのを防止し、また見映えも向上させている。リアシートの背もたれに備わる折り畳み式のマルチユースバスケットは、帽子のような置き場に困るものを入れて置くためのアイテム。こんな風に、上質な使い勝手のためにきめ細やかに配慮されているの辺り、なかなかやるなという感じである。

HONDA SHUTTLE

Continue reading 【試乗記】ホンダ「SHUTTLE(シャトル)」実際に乗る人使う人がブランドを育てていく:島下泰久

【試乗記】ホンダ「SHUTTLE(シャトル)」実際に乗る人使う人がブランドを育てていく:島下泰久 originally appeared on Autoblog Japan on Sat, 06 Jun 2015 04:00:00 EST. Please see our terms for use of feeds.

Permalink | Email this | Comments

Viewing all articles
Browse latest Browse all 766

Latest Images

Trending Articles



Latest Images